髪に蓄積されたダメージを分子レベルで回復する『ToRiCURE(トリキュア)』

いつまでも触りたくなる指通り。
ふんわりした羽毛の軽さ、なめらかなカシミヤの柔らかさ、素髪が弾み、この上ない上質な髪へと導く。
髪に蓄積されたダメージを分子レベルで回復する。
それが、システムトリートメントの『TORiCURE(トリキュア)』です。
- 年齢と共に髪が細くなってきた
- 髪が細くてホワホワ広がりやすい
- とにかく艶が欲しい
- 指通りが悪くきしんでしまう
- 柔らかい指通りの髪に憧れる
このようなお悩みをお持ちの方に、『TORiCURE(トリキュア)』をオススメいたします。
システムトリートメントとは、複数の薬剤を組み合わせ、段階式に進めるトリートメントのことです。
ToriCureは、「①整える ②埋める ③反応させる ④守る」の4つのステップ毎に必要なトリートメントを切り替え、最大限の効果を引き出すためのトリートメント手法をとります。
あなたの髪質やダメージ状況によってトリートメントを切り替えます。
例えば、パーマやカラーによるダメージを受けた髪の毛の強度を修復したり、元々の髪質によって柔軟性をコントロールしたり、ごわついた髪に手触り感をよくしたりなど、柔軟に対応することができます。
これにより、
- ふんわり弾力感のある髪
- なめらかなサラサラ感のある髪
- しなやかで柔らかい髪
- しっとりまとまりのある髪
- ハリコシのある髪
- 高いダメージ補修
- カラーの色持ちアップ
など、様々な効果をあなたの髪にもたらします。
本格的に髪質改善を図ることができるのが、ToriCureです。
TORiCURE独自の修復技術「クロスバインドシステム」
TORiCUREは、あなたの髪を「(ナノCMC+毛髪強化PLEX+トリプルケラチン)×酸反応」によって中身の詰まった芯のある髪へと改善します。
その効果を実感していただくために、少し難しいお話になりますが下記を抑えていただければ幸いです。
まずは髪の構成についてお話します。
髪の構成について
キューティクル
キューティクルは、髪の表面を覆う部分です。
硬いたんぱく質が主成分で、うろこ状に重なり、髪の内部組織を保護する役割を担っています。
キューティクルが整っている髪はツヤがあり、触ったときに引っかからずなめらかです。
美しい髪を保つなら、キューティクルを健康な状態に保つことが欠かせません。
コルテックス
コルテックスは毛髪の内部にあり、髪の9割近くを占める部分です。
繊維状のたんぱく質を主成分とし、水分や脂質も含み、髪のしなやかさや丈夫さを決定づけています。
キューティクルが剥がれると、このコルテックスが流出し、髪のしなやかさや丈夫さが失われてしまいます。
メデュラ
メデュラは髪の中心部に存在し、主成分は柔らかいたんぱく質と脂質です。
メデュラの多さは髪の太さに関係しています。
外部刺激によって空洞ができやすく、メデュラに空洞が多くなると髪が白っぽく見えるといわれています。
続いて、TORiCUREの独自技術『クロスバインドシステム』についてです。
これも専門的なお話で難しいのですが、これをご理解頂ければTORiCUREの凄さを実感いただけると思います。
クロスバインドシステム
ナノCMC
「CMC(細胞膜複合体)」とは、キューティクルとコルテックスに存在している物質で、キューティクル同士、コルテックス同士をつなぎ止める役割をしており、髪の水分や栄養分の流出を防いでいます。
カラーやパーマなどの薬剤はこのCMCを通り道として、髪に影響を与えています。
ナノCMCは、ナノという非常に小さな単位までCMC成分を細分化して配合しているため、髪の内部までしっかり浸透しキューティクルやコルテックスをしっかりとつなぎ止め水分や栄養分を保ち、髪のコンディションを内側からベストな状態へと導きます。
本来の髪の構造に補修され、たんぱく質・水分・油分のバランスが整い、潤いもキープされツヤを取り戻します。
これにより、
- 毛髪表面の疎水性が回復され健康な状態へ
- 髪の強度が回復しハリ・コシのある状態へ
- 水分調整がなされキューティクルが整い、くし通りのよいサラサラな状態へ
- 毛髪保水力が高まり、適切な水分量が保持される
- ヘアカラー後のダメージが低減
- ヘアカラーの褪色を防止)
などの効果を得ることになります。
毛髪強化PLEX
「PLEX」とはジカルボン酸などの酸反応を利用し、毛髪を内側から補修し、強化するためのトリートメントのことを指します。
毛髪を強化する上でポイントとなるのが「間充物質」です。
「間充物質」とは、髪の主要成分であるコルテックスの約55〜60%を占めます。
パーマやヘアカラーなどの薬剤が作用する場所が、間充物質です。
この間充物質が、髪に弾力やしなやかさを与えています。
間充物質の接着が弱くなると、間充物質そのものが外部へ流出してしまいます。
そして、間充物質がなくなるとツヤや潤いがなくなり、髪に弾力やしなやかさが失われてしまいます。
また、パーマがかかりにくくなったり、ヘアカラーの色が落ちやすくなったりします。
TORiCUREの成分に含まれるジカルボン酸は、この間充物質に働きかけ、接着力を強化します。
間充物質の接着力が強化されることによって髪に弾力やしなやかさが生まれ、ツヤや潤いを得ることになります。
また、パーマがかかりやすくなったり、ヘアカラーの色持ちもよくなります。
これにより、
- 髪に弾力やしなやかさが生まれる
- ツヤや潤いを得た髪に
- パーマがかかりやすくなる
- ヘアカラーの色持ちがよくなる
などの効果を得ることになります。
トリプルケラチン
ケラチンとは、髪を作るたんぱく質のことです。
ケラチンは、髪だけでなく爪や皮膚を形づくる成分でもあります。
弾力性があり、水分を含む繊維状の細長いたんぱく質です。
髪に含まれている成分はたんぱく質が80〜90%、残りの10〜20%が水分、脂質、メラニン(髪を黒くする成分)でできています。
このたんぱく質がケラチンとなるため、髪の成分の9割を占めるケラチンは髪にとって一番大事な主成分となります。
※キューティクルもコルテックスもケラチンで出来ています。
ケラチンは髪の材料そのものですから不足すると、髪のハリやコシがなくなりツヤが失われたり、髪がパサついたり、薄毛になったりと髪のトラブルに見舞われてしまいます。
TORiCUREは、『水鳥羽毛、羊毛、カシミヤ』由来の3種類の良質なケラチンを髪のダメージホールに直接浸透させることにより、あなたの髪を補修します。
これにより、あなたの髪のダメージが修復され本来の髪の美しさを取り戻すことになります。
酸反応
酸反応とは、髪を弱酸性に傾けることです。
髪にとって弱酸性が最も健康な状態と言えます。
なぜなら、キューティクルはpH(アルカリ性・酸性を示す数値)によって開閉し、pH4.5〜5.5の弱酸性になるとキューティクルは閉じ、するとキューティクルの内側のコルテックスの流出が防げるので、髪のしなやかさや丈夫さが保たれることになるからです。
反対にpHが9以上になると髪はアルカリ性となりキューティクルは開いてしまい、コルテックスが外に流出してしまいます。
また、酸性に偏りすぎると髪は強酸の領域に達し、髪が分解してしまうので注意が必要です。
何事もいきすぎてしまうのは調和を乱してしまうもの。
髪の健康はpH4.5〜5.5の弱酸性が理想の状態なのです。
TORiCUREは酸反応によって、あなたの髪を弱酸性にしてくれます。
実はこの酸反応によって、髪を弱酸性に傾けることが『TORiCUREの真骨頂』となります。
説明します。
- まず毛髪強化PLEXでは、ジカルボン酸による間充物質の接着を強化し、髪に弾力やしなやかさを生み出します。
- そして、ナノCMCでキューティクル同士、コルテックス同士をつなぎ止め、毛髪表面の疎水性を回復しつつ髪の強度も回復し、ハリ・コシのある状態にします。
- さらに、トリプルケラチンによって「水鳥羽毛、羊毛、カシミヤ」由来の三類の良質なケラチンを髪のダメージホールに直接浸透させることにより、あなたの髪を補修します。
この三点だけでも髪の健康状態は非常に高まるのですが、ToriCureはさらに畳み掛けてきます。
それが、髪を弱酸性にするメリットです。
「毛髪強化PLEX+ナノCMC+トリプルケラチン」の三つを足し合わせたものに、酸反応によって弱酸性にすることで何倍も効果を引き上げます。
髪が弱酸性に傾くことで「毛髪強化PLEX+ナノCMC+トリプルケラチン」が分子レベルで結合します。
これらの三種が分子レベルで結合することをTORiCUREでは『ファイバーネットワークの形成』と呼び、このファイバーネットワークが形成される仕組みのことを『クロスバインドシステム』と呼んでいます。
ファイバーネットワーク、クロスバインドシステムと難しい用語が並んでしまいましたが、簡単に言えば「毛髪強化PLEX+ナノCMC+トリプルケラチン」の3つの髪の補修成分が酸反応によって掛け合わされることでパワーアップし、内側から補修された芯のある髪へ改善するということです。
これにより、あなたの髪は
- 髪のダメージが修復される
- 髪の強度が回復しハリ・コシのある状態へ
- 水分調整がなされキューティクルが整い、くし通りのよいサラサラな状態へ
- 毛髪保水力が高まり、適切な水分量が保持される
- 髪に弾力やしなやかさが生まれる
- ツヤや潤いを得た髪に
- パーマがかかりやすくなる
- ヘアカラーの色持ちがよくなる
- ヘアカラー後のダメージが低減
- ヘアカラーの退色を防止
と、多くの利点を得ることになります。
トリキュア施術の流れ
TORiCUREは、「①整える ②埋める ③反応させる ④守る」の4つのステップでトリートメントを施術していきます。
それでは各ステップ毎に見ていきましょう。
①整える
『①整える』ステップでは、
- ハリやコシのなくなった髪を補修し、サラサラとなめらかな髪へ仕上げる
を選択した場合、
ダメージによってハリやコシのなくなった髪の弾力性を『TORiCURE BASE S』によって高める施術(毛髪強化PLEX)を行います。
- ダメージや熱で硬くなってしまった髪を補修し、しっとりと柔らかな髪へ仕上げる
を選択した場合、
ダメージによって硬くなってしまった髪の柔軟性を『TORiCURE BASE M』によって高める施術(トリプルケラチン)を行います。
②埋める
『②埋める』ステップでは、
水鳥由来の羽毛ケラチンに代表されるトリプルケラチンとナノCMCによって、髪のダメージホールに直接浸透させます。
サラサラな髪にするには『TORiCURE 1S』を使用します。
髪を柔らかくするには『TORiCURE 1M』を使用します。
③反応させる
『③反応させる』ステップでは、
クエン酸を主とした『TORriCURE AK』によってpHを弱酸性へと傾け、キューティクルを閉じ、髪の主成分であるコルテックスを閉じ込めます。
そして、TORiCUREの真骨頂であるクロスバインドシステム「毛髪強化PLEX+ナノCMC+トリプルケラチン」を酸反応で分子レベルで結合させます。
④守る
『④守る』ステップでは、
『TORriCURE PK』によって、髪のたんぱく質を引き締めて疎水化します。
疎水化することにより、髪は水と結びつきにくくなることで余白ができます。
その余白にヘアカラーやパーマ、トリートメントなどの成分が深く浸透することで効果が最大限発揮され、さらに長いあいだ効果が持続します。
さらに、『TORiCURE 2S(髪をなめらかにする場合)』と『TORiCURE 2(髪をしっとりさせる場合)』のいずれかを選択し、キューティクルにポリマー加工をし毛髪表面に幕を貼り保護します。
そして、TORiCUREはこれで終わりません。
さらにより効果を持続させるためにホームケアまでカバーします。
ホームケア(集中ケア)
通常は、サロンでトリートメント施術をして終了するのですが、施術を行ってからの5日間がとても大切な期間となります。
正直な話、なかなかそこまではケアしきれなかったのが今までなのですが、今回このTORiCUREはホームケアまでカバーするというこだわりよう。
酸反応処理にて弱酸性に傾けさせたものの、やはりカラーやパーマを施術すると、5日間は髪のpHがアルカリに傾きやすくなります。
『TORiCURE S〈SMOOTH〉シャンプー』は、ヘアカラーやパーマを繰り返したことによって弾力がなくなった髪に、弾力を蘇らせる毛髪強化成分を配合しています。
さらに、抗菌や抗炎症といった地肌ケアが叶う成分(※キハダ樹脂エキス)もプラスし、ふんわり弾むサラツヤな髪へ導きます。
TORiCURE S〈SMOOTH〉シャンプー:50ml
『TORiCURE M〈MOIST〉シャンプー』は、ヘアカラーやパーマを繰り返したことによって硬くなった髪を柔らかくする成分を配合し、うるおってまとまりやすい髪へと導きます。
また、キューティクルも保護し、ダメージにしにくい髪へと強化します。
さらに、抗菌や抗炎症といった地肌ケアが叶う成分(※キハダ樹脂エキス)を配合。ダメージを修復しつつ、しっとり柔らかく、なめらかな髪へ導きます。
TORiCURE M〈MOIST〉シャンプー:50ml
また、『TORiCURE S〈SMOOTH〉トリートメント』は、髪に必要な内部成分の流出を防ぐために、キューティクルをコーティングすることで健康な髪に近い状態を作り、ダメージしにくい髪へ導きます。
TORiCURE S〈SMOOTH〉トリートメント:50g
そして、『TORiCURE M〈MOIST〉トリートメント』は、ヘアカラーやパーマを繰り返したことによって硬くなった髪を柔らかくする成分を配合し、うるおってまとまりやすい髪に。
キューティクルも保護し、ダメージにしにくい髪へ導きます。
TORiCURE M〈MOIST〉トリートメント:50g
以上、TORiCUREについてでした。
専門的な話が多くなってしまい難しい話になってしまいました。
美容師として一言申しあげるとすればTORiCUREは非常に優れたトリートメントシステムと言えます。
クロスバインドシステムはなかなか理解しづらいかと思いますが、髪のプロの立場からするととても画期的で素晴らしい発想、技術と言えます。
自信を持ってオススメします。
もし、あなたの髪をより美しくしたいとお思いならば、一度お試しになられてみてはいかがでしょうか。
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